スマート農業研究会は、最新の技術を活用して農業の効率化と精密化を目指す研究会です。農業の未来を共に創り上げるため、私たちの活動に参加してみませんか?
本会は、公益財団法人とかち財団が事務局となり、先端技術を活用した農業の効率化・精密化を目的に活動しています。これまで培ったISOBUS技術や画像処理技術を基盤に、以下のような取り組みを進めています。
2024年4月
土壌サンプリング
2024年6月
地力マップの試作
2024年10月
収量モニタの撮影試験
2024年11月
可変播種圃場試験
スマート農業研究会は、ISOBUS技術を活用し、圃場ごとの条件に応じた可変播種や可変施肥を実現するための取り組みを進めています。これにより、収量の向上や圃場内の均一化を図り、農業の効率化と環境負荷の軽減を目指しています。
具体的には、土壌サンプリングで得られた土壌分析データを基に可変播種マップを作成しました。また、ISOBUS TC-GEO機能を搭載したポテトプランターによる播種試験では、20cm、30cm、40cm、50cm間隔での播種が可能であることを確認しています。さらに、GISツールを用いた地力マップの作成や、衛星データ、ドローン技術を活用した補完的なデータ収集にも取り組み、科学的根拠に基づいた施肥・播種計画の立案を進めています。
馬鈴薯の収穫時には、収量モニタを使用して収量データと位置情報を組み合わせた収量マップを作成する予定です。これにより、圃場内の生産効率を分析し、収量の高い場所の土壌成分を基に収量最大化を目指した可変施肥計画の参考情報を提供するなど、生産性向上のヒントを得られるようになります。
研究活動の基盤には、農業機械の開発者や農業生産技術の有識者との連携があり、AIやクラウド技術などの先端テクノロジーを取り入れた技術開発が進められています。また、活動を通じて得られた知見やノウハウは、動画コンテンツや資料として会員向けに公開し、参加者からのフィードバックを基に技術やツールを改善することで、現場で実践可能なソリューションの提供を目指しています。
スマート農業研究会は、このように農業現場の課題解決に向けた多角的なアプローチを推進しています。